釧路市の地域おこし協力隊として８月１日に着任した工藤花奈さん（２６）と９月１日に着任した湯浅花苗さん（４３）が１７日、市役所を訪れ、蝦名大也市長にまちづくりへの意気込みを語った。

　工藤さんは釧路市出身。釧路東高校卒業後、陸上自衛隊に入隊し、静内駐屯地などで勤務した。協力隊では山菜等振興推進員として音別地区のフキにまつわる商品開発やＳＮＳを活用した情報発信などに携わる。

　湯浅さんは兵庫県出身。化粧品やジュエリー販売などを経て３年前に旅行で訪れた釧路を気に入り、夫と共に移住。地域づくり推進コーディネーターとして、阿寒地区の施設などのワンストップ窓口整備やスポーツ合宿誘致などを手がける。

　工藤さんは「生まれ育った地域で働きたかった。地域の人も協力的で優しい。音別のフキを生産から加工、販売まで手がけ、ブランド化を進めたい」、湯浅さんは「阿寒を道内、全国に知ってもらい合宿誘致、集客につなげたい。ヨガを指導していた経験も生かせたら」と話した。蝦名市長は「釧路の特産を生かして付加価値を上げたり、合宿誘致を拡大強化してほしい」と激励した。

意気込みを語る工藤さんと湯浅さん（左から）