「くらげ詣」を楽しむ外国人観光客

　五稜郭公園に程近い函館伏白稲荷神社弓弦葉（函館市中道１）は、境内にクラゲをイメージしたモニュメントを多数飾って参拝客を癒やしている。益幸代宮司は「クラゲには心の傷を癒やすというスピリチュアル的意味があるというので、初めて飾り付けてみた。９月上旬まで展示する予定なので、気軽に足を運んでもらいたい」と話している。

　同神社は千本鳥居で有名な京都伏見稲荷大社より御祭神宇迦之御魂大神を勧請（かんじょう）し、奉斎している。今回は神社を身近な存在として気軽に訪れてもらうための取り組みの一環として、クラゲのモニュメントを飾るくらげ詣に初めて取り組んだ。

　サンキャッチャーと呼ばれる太陽の光に反射する素材を使った約３００個のモニュメントが境内にぶら下がり、きらめいている様子をインスタグラムでも情報を発信。これを目当てに国内外から多くの観光客も足を運んでいるという。

　益宮司は「神社内は自由に出入りできるので、クラゲを見学した後は建物内で参拝しながら休憩してもらっても構わない。神社を身近な存在としてもらえるきっかけにしてもらえるとうれしい」と話している。