北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

函館でモルック世界大会開幕 15カ国3350人が熱戦【函館】

国別対抗戦でスロバキア代表と対戦する日本代表チーム

 フィンランド発祥のスポーツ・モルックのアジア初となる「2024モルック世界大会in函館」(国際モルック連盟主催)が23日、函館市の昭和公園で開幕した。初日は開会式のほか、参加各国の選手が集う国別対抗戦などを行い、選手たちがプレーとともに早速交流を深めた。

 大会には15の国・地域から過去最大規模の672チーム、約3350人がエントリー。開会式で、日本モルック協会の八ツ賀秀一代表理事は「2日間、競い合うだけでなくモルックが体現する友好の精神を共有したい。何より大事なのは楽しむこと」とあいさつ。大泉潤函館市長は「これまでの練習成果を発揮し、記憶に残る大会にしてほしい」と呼び掛け、「キングオブモルック」を率いるお笑いコンビさらば青春の光の森田哲矢さんが選手宣誓をした。

 国別対抗戦は13カ国から各1チーム(3人)が出場。強風が吹き蒸し暑さが残る中、予選リーグと決勝トーナメントを実施。決勝はフィンランドが発祥国の意地を見せ、オーストラリアを下して優勝を飾った。香港から出場するケネディー・ライさん(39)は「初めて訪れた函館は穏やかな気候で快適。試合を通じ新しい友人をつくりたい」と話した。

 日本代表は、江差町出身で函館高専卒の松原翔平さん(30)=東京=、長万部町出身で同高専卒の佐藤瑠玖さん(30)=同=、埼玉県在住の落合剛さん(35)の3人が出場。松原さんと佐藤さんは高専で同じ寮で暮らした仲という。決勝トーナメント初戦でフランスに敗れ、佐藤さんは「学生時代を過ごしたまちで試合ができ、心地よい時間だった」、松原さんも「大好きな函館のまちで、モルック仲間が一緒に応援してくれた。勝ちたかった」と話した。

 同公園は練習場所としても開放。「チームOJISAN」として出場する函館市若松町の会社員、立石浩士さん(53)はモルック棒を金色に塗って持参する熱の入れようで「知り合いが増えて交流でき、モルックをやって良かった。競技を楽しむのはもちろん、(優勝商品の)本物の金のモルックを手に入れたい」と笑顔で話していた。また、はこだてビール(大手町)で前夜祭もあり、参加者が健闘を誓い合った。

 24日は、同公園と函館高専に分かれ予選リーグを実施する。

関連記事

日高報知新聞

魅力のある食材を発信 2024食の祭典 びらとり和牛・トマトまつり【平取】

【平取】町内最大のイベント「2024食の祭典 びらとり和牛・トマトまつり」(実行委主催)は15日、午前10時から二風谷ファミリーランドで開かれる。町、JAびらとり、町商工会、平取建設協会、平取料飲...

日高報知新聞

道路で働く車の役割を学ぶ 浦河道路事務所で見学会

 道路を守る車の役割を知ってもらおうと、国土交通省北海道開発局室蘭開発建設部浦河道路事務所(河門前勝己所長)は10日、道路を守る車見学会を開催し、堺町小学校(櫻井亮校長)の3年生39人と教諭3人が...

釧路新聞

サーモン科学館 14日から秋イベント アトラクション多彩に【標津】

 【標津】標津サーモン科学館(町北1西6)で14~23日の10日間、多彩なアトラクションが楽しめる「秋こそ!標津サーモン科学館へ行こう」が開かれる。町特産の秋サケが水揚げされる時期に毎年実施してい...

釧路新聞

川湯公衆浴場改装 営業を再開 新名称は「湯吉」【弟子屈】

 【弟子屈】建物の老朽化や経営陣の高齢化で2022年10月に休業した「川湯公衆浴場」(町川湯温泉3)が12日、リニューアルして営業を再開した。釧路市で「なつかし館『蔵』」を運営する明吉左官店(...

釧路新聞

釧路外環状道路「道東道」に名称変更【釧路市】

 釧路開発建設部は12日、現在整備を進めている道東自動車道(通称・道東道)の阿寒インターチェンジ(IC)─釧路西ICの今年度開通に伴い、接続する「釧路外環状道路」の名称を道東道に変更すると発表した。...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス