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函館新聞

養殖コンブで短期就業体験 函館市が参加者募集 担い手確保へ【函館】

チラシを手に漁業就業体験への参加を呼び掛ける市職員

 函館市は、市内での漁業就業を希望する人に短期間の漁業体験の機会を提供する事業で、参加者1人を募集している。養殖コンブ漁が最盛期を迎える7月下旬~8月上旬に最長2週間の座学や現場研修が受けられる。募集は7月10日まで。

 今年度の新規事業で、市内での深刻な担い手不足に対応し、参加者に仕事内容ややりがいを伝えるとともに、市内漁家での生活を体験し漁業の実態を知ることで、新規の就業者確保につなげるのが狙い。

 参加無料。ただし、期間中の飲食代は自己負担。交通費、宿泊代を市が負担する。宿泊は市内の宿泊施設を利用する。募集は1人で、複数の応募があった場合は書類選考で決める。転職によるIJUターンを見込み、漁業者の子どもやきょうだいを除き、男女問わず満18歳以上が対象。

 座学は、市や漁協職員が市漁業の概要を説明するとともに漁港施設の見学を行い、現場研修は漁船に乗船し養殖コンブの水揚げや、陸上でのコンブ干し作業などを体験する。研修場所は本人の希望を聞き、受け入れ体制を考慮した上で決定する。

 市が昨年3月公表した漁業就業実態調査結果では、市内5漁協の組合員数(1703人)が10年後に約半数の884人まで減少することが分かり、深刻な事態を打開するため、関係機関でつくる「市漁業就業者確保対策等検討会議」を設置し、同7月から検討を開始。対策の一つとして、短期就業体験の実施を決めた。

 市水産課は「国の研修制度も視野に、本気で漁業就業を目指している人が一歩を踏み出すきっかけになれば。まずは養殖コンブで実施して効果を検証し、他の魚種にも広められたら」としている。

 問い合わせは、二次元コード参照または同課(0138・21・3335)へ。

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