芽室町内のワイン醸造所「めむろワイナリー」(中美生、尾藤光一代表)は12日から2023年ビンテージの白ワイン「ひろがる」(1本375ミリリットル、3300円)を84本限定で販売する。尾原基記醸造責任者は「無理と言われた白ワイン醸造への挑戦がさらに広がっていくようにとの思いを込めた」とPRしている。
同ワイナリーの白ワイン販売は2年ぶり。原料のブドウはいずれも芽室町産の醸造用品種「ピノ・グリ」「シャルドネ」「ケルナー」「ソーヴィニヨン・ブラン」の4種で、ブレンドすることで、味も香りも複雑でふくよかなワインに仕上がった。
黄桃や熟したかんきつ類のような濃厚な香りで、ハーブのようなフレッシュさも持ち合わせ、魚料理に合わせるのがお薦め。
十勝は冬が厳しく、ヨーロッパの醸造用品種の木の越冬は難しいとされており、醸造用品種の白ワインを作るのは管内では同ワイナリーのみという。
尾原醸造責任者は「ブドウの量が少ないため、ハーフボトルでの販売になるが、たくさんの人に飲んでもらえたら」と話す。
店頭と同ワイナリーの「サポーターズクラブ会員」限定オンラインショップで販売。通常、土・日曜が休業日だが、15、16の両日は営業する。問い合わせは(0155・65・2077)へ。
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