「農家のパスタ店」1周年 育てた野菜、特産も提供【池田】
道東自動車道の池田インターチェンジを降りて国道274号を本別方面に向かうと、農家の住宅内に3月でオープン1周年を迎えた「道行パスタ店」(池田町信取74ノ1)がある。八木茂美代表(66)は「大勢の人に地域の特産品や新鮮な野菜を食してもらいたい」という思いを胸に、地元の特産品ツクネイモや自身が育てる野菜を使ったパスタを提供している。
八木さんは、農業の傍ら町内の市街地で英語教室を開いて子どもたちに指導していたが、自宅からの移動時間や生徒の減少などで2022年に町信取の自宅へ教室を移転。住宅の一角を改装したのをきっかけに、飲食店開業を決意した。
「どうせなら町内にない飲食店を開こうと、パスタ屋を目指した。農業は昨季“戦力外通告”を受けたので、今後はこちらに専念できる」と八木さん。昼間はパスタ屋、夕方からは英語教室という二足のわらじを履く。
店では「トマトソース」(店内770円、テークアウト810円)「たらこバター」(店内880円、テークアウト918円)、「大豆のミートパスタ」(同、同)など9種類の定番メニューがある。
「季節のパスタ」(同、同)は旬の食材が使われ、3~4月はフキノトウやギョウジャニンニク、ニラを使ったペペロンチーノを提供している(日によって食材は変更)。
12~3月には、町の特産品ツクネイモを使った「ニョッキのパスタ」が味わえる。食感を滑らかにする工夫を凝らしたツクネイモのニョッキは八木代表の手作りで、クリームとトマトの2種類のソースから選べる。「今年も11月下旬の収穫後、ぜひ食べてみてほしい」とPRする。
店名は、着物の上に羽織る上着「道行コート」から名付けた。「おばあちゃん子」だった八木代表は祖母の着物を母から受け継ぎ、「ゆくゆくは着物で応対する店を目指したい」と話す。
八木代表が描いた「IN」の文字とパスタを食べるイラストの看板が目印。営業は午前11時~午後2時(水曜定休)。
問い合わせは電話(015・573・2140)へ。定休日以外の休みはインスタグラムなどで。
関連記事
穂別で「つつじとアスパラの春まつり」 花とイベント 来場者楽しむ むかわ
ほべつ道民の森・つつじとアスパラの春まつり(同実行委員会主催)がゴールデンウイーク(GW)後半の3、4両日、むかわ町のほべつ道民の森で開かれた。町民を中心に多くの人が来場し、開花したツツジを観賞し...
新千歳で「開港100年記念展」 北海1号機が壁画に
2026年10月に開港100周年を迎える新千歳空港で6日まで、「開港100年記念アート事業作品巡回展」が国内線ターミナルビル3階の大空ミュージアムで開かれ、飛行機などをあしらった壁画が訪れた人の目...
自慢のしょうゆラーメン食べに来て! みうら商店 9日に町中華店オープン【..
新得町で食品製造・販売業を営む「みうら商店」が、9日に中華料理店をオープンする。腕を振るうのは道外のラーメン店で修業経験がある三浦貴宏社長(50)。長年、夢見てきた地元での飲食店開業を目前にし、...
2人利用で1人は無料 飲食など47施設で開始 ふたりぼっちパスポート【十..
飲食店や温泉施設などの指定施設を2人以上で利用すると、1人分が無料となる「ふたりぼっちパスポート」のサービス提供が1日に始まった。十勝管内47施設が対象。路線バス乗り放題チケット「ビジット・ト...
競馬場にグルメ集結 「うまちか」開幕 ステージも多彩【帯広】
十勝管内外のグルメを楽しむイベント「うまちか2024」(ばんえい十勝主催、十勝毎日新聞社共催)が4日、帯広市内の帯広競馬場で始まり、多くの来場客がステージを楽しみながら舌鼓を打った。6日まで。 ...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
2うらかわオバケ桜が満開に 26日は公開から1時間で150人来場【浦河】
3ライトアップ初日を楽しむ 函館公園と五稜郭公園で花見電飾【函館】
4イトーヨーカドー、最後のGW 家族向けイベント盛りだくさん【帯広】
5函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
-
1
米粉100%使用シフォンケーキ開発 函館のカフェ【函館】
2函館が舞台「名探偵コナン100万ドルの五稜星」公開始まる 関連イベントも盛り上がる【函館】
3室蘭、登別で出店盛ん スーパーや飲食、衣料品店続々【室蘭、登別】
4丹頂市場 来月6日新装開店 カフェや炉端楽しんで【釧路市】
5ライトアップ初日を楽しむ 函館公園と五稜郭公園で花見電飾【函館】