反復横跳びで体を動かす日本製鋼所Ｍ＆Ｅ室蘭製作所の新入社員

　日本製鋼所Ｍ＆Ｅ室蘭製作所（上田奏所長）の新入社員研修が２４日、室蘭市入江町の栗林商会アリーナで行われた。旧市体育館（宮の森町）時代を含め、新人研修に体育館が使われるのは初めて。３２人が多目的ホールやトレーニング室で汗を流し、同期の絆を深めた。

　新入社員たちは４月１日～６月末の間、主に構内で製品の知識や技術習得に励んでいる。同アリーナでの研修は、親睦やリフレッシュを目的に企画。プログラムは同社の要望に沿って、市スポーツ協会職員が考案した。

　多目的ホールでは体力テストに挑戦。仲間の声援を受けながら反復横跳びや立ち幅跳びを行い、爽やかな汗を流した。竹浪剛さん（２３）は「ペアで行う種目があり、普段の研修に増して交流が広がった。和気あいあいとしていて楽しい」と喜んでいた。このほか、元消防職員から集団行動を学び、知見を深めていた。

　同協会の加地明事務局次長は「多目的ホールなど旧市体育館にはなかった新設備のおかげで、活用の幅が広がったと思う。業種を問わず、今後も多くの企業に研修の場として活用してもらえたら」と話していた。