最優秀賞に選ばれた「室蘭チップス」

　室蘭商工会議所、室蘭漁業協同組合が地元水産業の活性化に向けて実施した、料理レシピの審査結果がまとまった。最優秀賞には市橋麻子さんが考案した、季節の魚と野菜などに衣をつけてふんわり揚げた「室蘭チップス」が選ばれた。

　「室蘭チップス」は、イギリス発祥の「フィッシュ＆チップス」を室蘭バージョンにアレンジ。旬の魚や野菜をフリッターにして、味付きうずらの卵を用いたタルタルソースにディップして食べるスタイル。

　市橋さんは「室蘭の旬の魚をカリッと揚げて、大人も子どもも食べやすくした。うずらの卵のタルタルソースがポイント。地元の魚を食べるきっかけになれば」と話している。

　優秀賞は、吉田恵子さんの「シメまでおいしく食べて欲しい強火でグツグツ白身魚の酒煮」。下処理をした白身魚やホタテの稚貝、野菜などを白ワインやバターなどで煮込む。残った煮汁はリゾットやパスタソースにも応用可能で、一度で二度おいしいアレンジがユニーク。

　室蘭漁業協同組合組合長賞の山下正起さんは「室蘭やきとり風　ほたてのやきタテ丼」を考案。田中なつきさんは「鱈とタラコの親子焼き」で室蘭商工会議所会頭賞を射止めた。特別賞は阿木彩子さんの「鮭のちゃんちゃん味噌」が選ばれた。

　レシピは１０品の応募があり、３月末に審査会が行われた。