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日高報知新聞

ありがとう桜丘小 4月から高静小と統合 最後の卒業生5人が校舎に別れ【新ひだか】

在校生と思い出の交歓をする卒業生

【新ひだか】来年4月から町立高静小と統合する桜丘小(佐藤正寿校長、児童38人)の第38回卒業式が19日、同校体育館で行われ、最後の卒業生となる5人が思い出の校舎に別れを告げた。

 同校は、1986年(昭和61年)4月11日に御園小と豊畑小、田原小と統合校して桜丘小として開校。開校当時の児童数は7学級220人で、88年には、最大児童数8学級233人。その後、少子化の影響で児童数の減少傾向が続き、2002年には7学級141人、12年には8学級84人となり、ここ数年は40人前後で推移していた。来年4月1日から町立学校の再編整備で、高静小と統合される。卒業生は今回で851人となった。

 卒業生たちは真新しい中学校の制服や袴姿で入場し、佐藤校長から一人ひとりに卒業証書が手渡された。

 式辞で佐藤校長は卒業する児童一人ひとりに激励の言葉を贈り、「君たち5人が最後の卒業生。体も心も大きく成長し、桜丘小のリーダーとして活躍してくれた。中学校でも君たちの先輩が活躍しており、来年、再来年は皆さんが後輩を迎えてほしい。小学校はなくなるが、仲間のつながり、皆の心の中の桜丘小はなくなることはありません」と述べた。

 来賓の久保田達也教育長、佐藤和弘PTA会長は「中学校は目標や夢の実現へ大切な3年間。いろいろなことに積極的に取り組み、多くの人とつながり、切磋琢磨して、新しいことにチャレンジする気持ちを持ち、未来に向かって力強く歩み続け、さらに大きく成長してほしい。学校再編で3月で閉校となるが、歴史や文化、成長の証としていつまでも引き継がれる」、「個性を存分に発揮して楽しみながら歩んでほしい。これからも応援しています」と激励した。

 思い出の交歓では、在校生が「6年生を見習って高静小でも頑張ります。6年生も中学校で頑張ってください」と呼びかけ、卒業生は「桜丘小は閉校となるが学校でできた思い出は忘れない。最後の卒業生としての自覚を持ち、一歩を踏み出します。思いやりある心の優しい中学生になります。お世話になりました。ありがとう桜丘小。さようなら桜丘小」と述べ、全校合唱「旅立ちの日に」を体育館いっぱいに響かせた。

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