さまざまな創作料理が並んだのぼりべつ肉フェス

　登別青年會（辻弘之会長）主催の「のぼりべつ肉フェス～ヌプルぺッ・ペールエールで乾杯！」が８日、登別港町の市観光交流センター・ヌプルで開かれた。市内外から約７０人が参加し、登別牛、のぼりべつ豚、登別エゾシカを使った創作料理に舌鼓を打ちながら交流を深めた。

　開会で辻会長は「イベントを通じて一次産品をＰＲしたいという思いもあるが、加えて、参加された皆さんで交流してもらいたい」とあいさつ。

　地域おこし協力隊として一次産品をＰＲしている増田好希さんは「観光のために必要なのは地産地消の取り組み。生産者、飲食店、消費者とまちづくりを行っている方が交流することで新しいアイデアやＰＲにつながるのでは」とイベントへの思いを語った。

　会場には幌別牧場（川上町）生産の登別牛を使った「すき焼きバラちらし」「生胡椒塩漬けの贅沢ポテサラ」、山下牧場（富浦町）で生産されたのぼりべつ豚の「塩麹（こうじ）味噌（みそ）鍋」「ジンギスカン」、伊奈不動産（中央町）で食肉処理された登別エゾシカの「ヒレ串カツ」「串焼き」などの料理が並び、登別産ホップ１００％の地ビールや、のぼりべつ牛乳と一緒に立食形式で楽しんだ。

　松山哲男元登別市議会議長は「こういう場があることは良いこと。一次産品があっても市民になじみがないと外には広がっていかない」。のぼりべつ元鬼協議会の西尾拓也会長は「調理法が工夫されていて、どの料理もおいしい。面白い試みで、幅広くいろいろな人にＰＲできるのでは」とそれぞれ話した。