十勝産小麦の普及・消費拡大を目的とした「十勝穂ドリームネット とかち小麦フェスタ」が25日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。会場内での飲食も4年ぶりに復活。菓子店やパン店など小麦を扱う飲食店16店が出店、来場者は十勝産小麦の魅力を堪能した。
十勝地区米麦改良協会(会長・前川厚司JA幕別町組合長)の主催。2016年から開催(21、22年は新型コロナで中断)。7回目の今年は、十勝管内の飲食店や清水高校、帯広農業高校などが自慢のケーキやドーナツなどの菓子、パンやピザ、パスタを販売した。
会場には150人ほどが詰めかけ、午前10時半の開場と同時に、お目当てのブースへと移動。満寿屋商店麦音と帯広農業高校のコラボ商品のブースは、30人以上が列をなした。幕別町の農業松田由紀さん(49)は「ここでしか食べられないコラボ商品。あんこも使われており、小豆農家として興味がある」と話した。
会場内では、「十勝産小麦を知るコーナー」として、小麦の歴史や種類などを紹介するパネル展示やオーナメント制作も。家族4人で訪れた音更町の幼児(3)は、小麦の石臼びきを体験。スタッフの手も借りながら石臼を回し、「重かったけど、楽しかった」と笑顔。楽しいひとときを過ごしていた。
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