中島局長から表彰状を受け取る高江司令（中央）

　【網走】長年にわたり献血に協力した航空自衛隊網走分屯基地（高江亨介司令）がこのほど、献血推進功労者として道社会貢献賞を受賞。オホーツク総合振興局で表彰状の伝達式が行われた。

　自衛隊は、ほぼすべての基地で献血に協力しており、同基地も１９７０年から50数年の長きにわたり毎年３回、献血車が訪れて献血に協力。毎回、約１４０人いる隊員の半数が協力している。新型コロナが感染拡大した時期でも協力を欠かさず、しっかりと対策を施した上で献血を続けたという。

　今回の受賞は、この功績が認められてのもの。道内で献血推進功労者として同賞を受けたのは６団体のみ。１月に札幌の日赤道支部で表彰式が行われたが、同基地は出席できなかったことから今回、同振興局が伝達した。

　局長室を訪れた高江司令に、中島和彦局長は「長年にわたり、組織的に献血に協力され、献血思想の普及啓発に多大な貢献をされました」と、表彰状と副賞の盾を手渡した。

　高江司令は「１９７０年からと聞き、改めて基地の歴史を感じ、受賞できてうれしく思う。ここで終わらないよう、献血に協力していきたい」と、献血に対する思いを新たにしていた。