参加者、3年で3倍 白鳥大橋インフラツアー、ガイド充実図る【室蘭】
3月研修会
東日本最大のつり橋・白鳥大橋(全長1380メートル)を活用したインフラツーリズムの本格実施から丸3年が過ぎた。白鳥大橋主塔登頂は絶景を楽しめる観光スポットとして人気で、2021年度のツアー開始から申し込みは堅調。3年目には参加者が3倍近くにまで跳ね上がっており、体験型のツールとして注目されている。
インフラツーリズムは、普段立ち入れないダムや橋といった公共施設で、景観を楽しみながら施設の仕組みや歴史を楽しむ企画。白鳥大橋はこれまで、国交省のインフラツーリズム魅力倍増プロジェクトのモデル地区に選ばれており、21年6月には、室蘭観光推進連絡会議と室蘭開発建設部が白鳥大橋の道路建設利用に向けて協定を締結した。
主塔登頂クルーズは、モニターツアーの開催を経て、同年7月から本格化した。普段立ち入ることができない場所から絶景を楽しめることで、市内外からの利用者に好評。21年度は109人だったが、22年度は190人、23年度は311人と、年を重ねるごとに増加している。同会議は「周知が進み順調に進んでいる結果」と受け止める。
24年の登頂クルーズは、7月から始まる予定。開催に先立ち、室蘭港内や白鳥大橋の説明などを担う有償ガイド養成の研修会を開く。ツアー参加者は右肩上がりで推移しており、現在30人ほどがガイドを務めているが受け入れ態勢を万全にするため、充実を図る。
研修会の日程は3月18、20、21、24日で都合の合う一日に参加すれば良い。午前9時半~正午に市役所本庁舎で座学を行い、午後1時半からはスターマリン(祝津町)に集合した後、実地研修する。各日12人。受講料は2千円。高校生以上が対象。
申し込みは3月7日まで。問い合わせは市経済部観光課内の同会議、電話0143・25局3320番へ。
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