声援を受け力いっぱい綱を引く参加者たち

　地域団体・あおば元気な会（諸岡浩之会長）主催の「第４回あおば冬祭り」が２８日、登別市青葉小学校グラウンドで行われた。青葉地区の親子連れらを中心に、大勢の参加者が「雪上３本綱引き」で熱戦を繰り広げ、汗を流した。

　祭りのメインイベントは厚真町発祥のウインタースポーツ、雪上３本綱引き。１チームに子どもと大人混合の１０人で臨み、綱３本のうち２本を引き抜けば勝ちとなる。限られた人数の中「まずどの綱を狙うか」「メンバーをどう配置するか」などの戦略が勝敗を左右し、腕力だけでは勝てない面白さが魅力。

　朝から青空が広がる絶好のコンディションの中、幼児から大人まで９０人以上がエントリーした。全８チームが二つの予選リーグに分かれ、それぞれ上位２チームが決勝トーナメントに進んだ。

　スタートの笛で、各選手が一斉に綱目掛けて駆け出し、１本目を引き抜いたら、すぐさま他の綱に加勢。積もった雪に足を取られ倒れたり、綱に引きずられる場面もあり、会場は笑いと声援に包まれていた。終了後、お菓子やおもちゃが当たる「子ども雪中宝さがし」が行われたほか、焼き芋も振る舞われた。

　同まつりは、３０年続いた青葉スケートリンク事業が前身。同会のほか青葉小、青葉地区１１町内会、地元企業や住民、登別青嶺高校ボランティア部などの協力で毎年開催している。