施設や店舗で無病息災祈願

鬼まつりの開催をＰＲするチラシと元鬼札、元鬼玉

　鬼や福の神に変装した「元鬼（げんき）ふりまき隊（豆まき隊）」が４年ぶりにやってくる－。節分に合わせて登別市民の無病息災・家内安全・商売繁盛を願う「２０２４鬼まつり」（同実行委員会主催）が２７日、幌別、鷲別、登別の３地区で行われる。４年ぶりの開催で、総勢１００人近くの関係者が冬の登別を盛り上げる。

　元鬼ふりまき隊は、太鼓やかね、笛などを鳴らしながら市内の公共施設や店舗、飲食店などを練り歩く。登別中央ショッピングセンターアーニスやイオン登別店、観光交流センターヌプルでは、南京玉すだれや湯鬼神（ゆきじん）演舞なども行われる。

　幌別・鷲別地区では、午前中に保育所やチャリティーキラほろ冬まつり会場（らいば公園）を回る。午後１時にアーニスで出陣式や豆まき、餅つきを行い、３時からはイオン登別店でも同様の催しを行う。４時半にはキャンドルフェスティバル（若草中央公園）に参加。７時からは両地区の飲食店を行進する。

　登別地区では、午前１１時からヌプルで南京玉すだれなどを披露。午後１時から同商店街、７時から飲食店で列を成して歩く。

　元鬼ふりまき隊では、縁起物の元鬼札を５００円で販売（限定３００枚）。併せて、翌年の鬼まつり運営資金の寄付も受け付けており、寄付者には元鬼玉（限定５００枚）を贈る。

　実行委事務局で登別商工会議所の杉立公輔総務課長は「市内の横のつながりを深める目的もある。みんなの元気で、街を明るくしたい」と抱負を語った。

　また、実行委では人手不足ならぬ、“鬼手不足”の現状から、元鬼ふりまき隊の参加者も募集している。問い合わせは同商議所、電話０１４３・８５局４１１１番へ。

演舞を披露する元鬼ふりまき隊＝２０２０年１月２５日、アーニス