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名寄新聞

豪快に雪を跳ね飛ばす・ラッセル列車が運転中【名寄・美深】

今シーズンも姿を見せている「宗谷ラッセル」(名寄市内の東恵橋から撮影)

 JR宗谷本線では、今季もラッセル列車が運転されており、全国各地の鉄道ファンが訪れ、撮影している。特に年末年始は多くの人たちが沿線に足を運び、カメラに収めた。

 ラッセル列車は、積雪に関係なく定期運転ダイヤを設定。宗谷本線では通称「宗谷ラッセル」と呼ばれ、今シーズンも昨年12月10日から名寄~南稚内間、同月20日からは旭川~名寄間でも毎日運転している。

 車両は運転台付きの「ラッセルヘッド」をDE15形ディーゼル機関車の前後に連結しており、機関車を前後付け替える「機回し」をせず、折り返しを容易としている。

 かつては全道各線区でラッセル列車が走っていたが、ここ二十数年は保線作業員が操縦する排雪モーターカーや排雪ロータリーの性能が向上し、随時、除雪するようになっている。

 そのため、定期のラッセル列車は現在、宗谷本線の旭川~南稚内間をはじめ、石北本線の新旭川~遠軽間、函館本線の札幌~長万部間に限られている。

 機関車は老朽化が進み、各部の腐食や使用部品の生産中止に伴い、継続使用が困難となりつつあり、2021年度から新型除雪車両のキヤ291形ラッセル気動車を導入。現在は1両のみだが、試運転を経て、今季から石北本線で運転。除雪性能を確認しながら、新型に置き換える見通しという。

 現行型のDE15形は残り少なくなり、ラッセル列車自体も希少な存在であるため、鉄道ファンの間では人気が高く、近年、多くの人たちが撮影で沿線を訪れている。

 雪が降り積もる中、赤いラッセル列車がエンジン音を力強くうならせ、豪快に雪をかき分けて線路脇に跳ね飛ばしながら、疾走している。

 撮影の際、線路敷地内には絶対に立ち入らないこと、列車の運行を妨害しないことなど、ルールとマナーの厳守を。

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