町内をパトロールしながら、車が施錠されているかなどをチェックして回った

　【網走】地域の人たちが歳末を安全、安心に過ごし、明るい新年が迎えられるようにと、市防犯協会鉄南支部（渡部功支部長）と鉄南地区連合町内会防犯推進部（山下一夫部長）が、合同で夜間の自主パトロールを行った。

　午後６時、渡部支部長宅に同支部のメンバーや地域住民など、15人ほどが集まったほか、網走署生活安全課の署員もパトロールに加わった。

　揃いのベスト姿で集まった人たちは２つのグループに分かれ、それぞれ懐中電灯を片手に町内をパトロール。住宅前に駐車された車両が施錠されているかなどをチェックし、無施錠の車両にはフロントガラスに施錠を呼びかけるちらしを張ったり、住宅に声をかけるなどで施錠を促した。

　一段と冷え込みが厳しいこの年末。パトロールの時間帯はマイナス５度近くで、外を歩くと思わず肩をすくめてしまうほどの寒さ。

　それでも、パトロールに参加した人たちは月に照らされた〝雪明かり〟の中、ギシッギシッと地面の雪をきしませながら、駐車された車を１台１台、丁寧に確認。地域の安全が損なわれないよう、目を光らせていた。

　同支部は「地域の安心、安全は自らの手で」と、毎年６月と９月、12月に町内会などと連携して鉄南地区をパトロールしているほか、新入学児童が登校する４月にも行っている。