巨大アップルパイ振る舞いアピール 4年ぶりひろさきナイト【函館】
青森県弘前市の食や伝統芸能などの文化を伝える「ひろさきナイト」が23日、金森赤レンガ倉庫群のBAYはこだてイベント広場や金森ホールで4年ぶりに開かれた。直径2メートルの大きさで焼き上げたアップルパイの無料配布のほか、弘前ねぷたはやしの生演奏などで魅力をPRした。
アップルパイは有志でつくる「巨大アップルパイ世界に挑戦する会」の12人が来函。弘前を中心に収穫した「栄黄雅(えいこうが)」を1枚につき約400個使用。焼き上げに2時間費やすなど、計3時間で仕上げたパイを700個に切り分けて振る舞った。午後3時と同5時の2回行い、ともに約20分で配り終えた。同会の南直之進事務局長(60)は「コロナの影響で4年ぶりとなったが、リンゴやアップルパイをPRでき、弘前への呼び水になったと思う」と話した。札幌市東区の会社員、小野明宏さん(41)は「温かく、甘くておいしい」と喜んでいた。
このほか、弘前のお菓子やリンゴの加工品販売、津軽三味線の生演奏、弘前を中心に活動するりんご娘のライブなどで盛り上がりを見せた。