宮野署長に差し入れを贈る宮川会長ら

　【網走】年末年始も業務に励む警察官を励まそうと、網走警察官友の会（宮川隆昌会長）がこのほど、網走署にミカンやカップ麺などを差し入れた。

　犯罪や事故のない地域の実現を目指し、昼夜を問わず職務に精励する警察官をねぎらうため、同友の会が毎年行っているもの。

　宮川会長と副会長の三枝春樹防犯協会長、千葉順造交通安全協会長らが同署を訪れ、「友の会として、ささやかながら、署員の励みになれば」と、ミカン13箱と栄養ドリンク２００本、カップ麺１００個を宮野智幸署長に手渡した。

　また、友の会の会員でもある社交飲食業組合の店舗が、腕によりをかけて作った特製弁当79人分も３日に分けて届けた。

　これは、例年行っていた同署と友の会の親睦パークゴルフ大会がコロナ禍で中止となった２０２１年、「何か代わるものを」と考えて始めたもの。

　コロナ規制も緩和され、パークゴルフ大会は今年から復活したが、署員に好評だったことから、今年も継続を決めたという。

　年末年始の激務を乗り越えてほしいという、友の会の善意に、宮野署長は「心遣いを粋に感じ、志を高く持って職務に励みたい」と礼を述べていた。

　また、特製弁当の差し入れについては「ほかの署では聞いたことがなく、網走ならでは。寒い中、事故処理などで数時間、外にいなければならない時『弁当を楽しみにして励んだ』という署員もおり、ありがたい」と感謝していた。