世光学校の生徒（左）に茶道の点前を実演する米澤さん

　函館盲学校（函館市田家町、井上敬校長）に２２日、高校の修学旅行で来道中の韓国・光州世光学校の生徒７人が訪れ、盲学校の中学部生徒４人と茶道体験などを通じ交流した。

　視覚障害者教育に取り組む世光学校は、２０１４年から盲学校と国際交流校協定を結び、作品交流や教職員の訪問交流などを行ってきたが、生徒の直接交流は初めて。

　両校生徒は自己紹介の後、世光学校企画のボールを使ったゲームで初対面の緊張をほぐし、裏千家の専任講師資格を持つ盲学校の米澤優子寄宿舎指導員の指導で茶道のお点前を体験し、両国の菓子やプレゼントを交換するなどして楽しんだ。

　盲学校中学部３年の安宅椿希さん（１５）は「言葉は通じないが、表情で楽しさは伝わった。海外にもこういう面白い人がたくさんいると実感し、韓国を身近に感じた」と話していた。