キャンドルを持つ生徒ら

　室蘭・海星学院高校（堺俊光校長）のクリスマスミサが２０日、高砂町の同校で開かれた。厳粛な雰囲気の中、生徒ら約２００人によるキャンドルサービスや聖歌の合唱でイエス・キリストの降誕を祝った。

　毎年恒例の行事。電灯を消した真っ暗な中で開祭。礼拝ではキャンドルに火を灯していく儀式やパンやぶどう酒を祭壇に奉納、梨本優菜さんが聖書を朗読した。参加者全員で聖歌「しずけき」や「もろびとこぞりて」を合唱、カトリック苫小牧教会の小林薫司祭から祝福を受けた。

　小林司祭は説教を通して「好き嫌いに関係なく心を開き（人を）受け入れなければならない。生きることは大変なことで今も大変だと思います。ですが、年を重ね成長するともっともっと増えていく、めげてはいけません」と呼びかけた。

　生徒を代表して３年生の大谷みのりさん、田中翔夢さん、小山千翔さんが共同祈願を唱えた。「隣人愛を示したイエスの降誕について」「この世の現実に翻弄されている人々のため」「思いやりを持って自分の道を歩めるように」とイエス・キリストの降誕に感謝し、祈りをささげた。