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網走タイムズ

強い〝おまわりさん〟を体現 全道警察柔道大会で網走署が2連覇

北海道警察柔道大会で連覇を果たした網走署選抜

 【網走】北海道警察柔道大会がこのほど札幌市内で開かれ、網走署選抜が2022年に続き、全道優勝を果たした。関係者は心技体を鍛え、たゆまぬ修練で〝正義を体現〟した警察官をたたえている。

 大会は警察署の規模により、3部制で開かれており、網走署選抜は40人以上99以下の2部で出場した。

 2部は、道警の中でも〝屈強〟とされる本部刑事部の機動捜査隊や稚内署、留萌署などの強豪がひしめき合うクラス。

 出場チームは、それぞれの警察署から選抜された代表で構成されており「負けられない」の強い決意で参加している。

 網走署は、小学2年から柔道を始め、4段の宮腰秀昭さん(39)をリーダーに、女満別空港派出所勤務の有段者塚田州彦さん(32)、ともに小学生から柔道に打ち込む4段の丸山哲嗣さん(31)、3段の加藤直紀さん(30)の4人で出場した。

 大会は先鋒、中堅、大将の3人が出場する団体戦で、4人は対戦チームの特性や出場選手の得意技などを分析しながらトーナメントを勝ち上がった。

 対戦チームも「網走には負けられない」「連覇を止める」と網走選抜を研究して大会に臨んできた。

 厳しい試合の中でも2回戦は、比較的小兵とされる60㌔級の加藤選手に対して、対戦相手は道警屈指の選手とされる身長180㌢以上、体重100㌔オーバーのレスリング経験者との対戦となった。

 誰の目にも「体格差で極めて不利」の試合となったが、加藤選手は相手の出ようとする足を止め、勢い余って前に出る動きを利用して投げる技「体落(たいおとし)」で柔よく剛を制して1本勝ちを収めた。

 ともに戦った宮腰選手らの仲間も「まさしく柔道のお手本のような試合だった。負けてもおかしくない戦いを制して、みんなの気勢が上がった」と力を込めた。

 その後、準決勝は稚内署、決勝戦はともに優勝候補とされる留萌署との激戦となったが、網走選抜は1戦も落とすことなく、1回戦から決勝戦までの4戦をすべて3―0のストレート勝ちで優勝した。

 丸山選手と塚田選手は「それぞれ勤務がある中、時間を調整しながら訓練に励み、その結果を出すことができ、勝ち抜けた。とてもうれしい」と誇らしげに優勝旗を掲げた。

 宮野智幸署長は「一生懸命に練習した成果を発揮した。連覇は訓練のたまもので、署員を挙げて誇らしい気持ち。得た力を市民の安全、安心に役立てていきたい」と選手らをたたえた。

 連覇を知った市民は「地域のおまわりさんが強いということは、安心できるし、とってもうれしい。優しくて、強い警察官に守られているのですね」と喜んでいた。

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