高校生手作りのゲームを楽しむ子どもたち

　【網走】市内の高校生ボランティアによるクリスマスパーティー「高校生が考える！作る！披露する！クリスマス交流会」が市総合福祉センターで開かれ、集まった乳幼児とその保護者が、高校生手作りのゲームを楽しんだ。

　若い世代のボランティア育成を目指す市社協の「ヤングボランティア育成事業」の一環。当初は高校生が交流会を手伝うかたちで行われていたが、「次の世代に何ができるかをヤングボランティアが考え、行動に移せれば」と、現在は高校生ボランティアが内容を企画する手作り交流会になっている。

　参加した乳幼児とその保護者は約80人。運営するボランティアは網走桂陽高の生徒約30人と教諭など35人。全体で１００人以上が同センターに集う、にぎやかなクリスマスイベントとなった。

　会場には宝探しや福笑い、雪だるまのアクセサリー作りなど、生徒たちが考えたさまざまなゲームのコーナーが設けられた。

　クリスマスプレゼントの装飾が施された箱を積み上げてタイムを競うゲームでは、親に抱き上げられて天井近くまで箱を積み上げていた。

　ボランティアの生徒たちがトナカイに扮したそり体験は、ステージの上を１周するだけの短い距離だったが、それでもみな大喜び。親が動画を撮るスマホに向かってピースサインをしたり、笑顔で手を振ったりと、ほんのちょっとながらも「サンタ気分」を味わっていた。

　会場の一角には、日ごろの子育ての疲れをいやしてもらおうと、ボランティアの高校生が保護者向けにハンドマッサージのサービスが設けられ、思わぬサービスに保護者も顔がほころんでいた。