苫小牧のヤチヤナギと厚真のハスカップを使ったクラフトビール

　オリジナルのクラフトビールを提供している北海道ブルワリー＆ビアキッチン（苫小牧市錦町）は、苫小牧市産のヤチヤナギと厚真町産のハスカップを使ったビール「カムイゲイル　ハシカプ」を発売した。ヤチヤナギの香りとハスカップの酸味と甘みが特徴的な一杯に仕上がっている。

　中世のビールに使われていたヤチヤナギは苫小牧で自生している。同社では、「カムイゲイル」（造語）と名付け、過去２作のクラフトビールを造っており、３作目に当たる。

　ハスカップは山口農園（厚真町）の「あつまみらい」を使用し、江別市のノースアイランドビールが１０月下旬に仕込み、３００リットル製造した。淡いピンク色で忘新年会シーズンに合わせ今月２１日から販売。ビアキッチン（錦町）で楽しめる。

　来年春には店舗隣で工房を稼働させる予定。自社生産のビール５、６種類を含め、常時１０種類程度のビールが楽しめるように展開していく考え。

　商品を企画したブルワーの高橋浩一さん（５６）は「ぜひ、苫小牧のビールを飲んでほしい」と話している。

　価格はレギュラー（４００ミリ）１１００円（税込み）、ハーフ（２３０ミリ）７５０円（同）。