建設重機に体験試乗 手塚組 堺町小で「はたらく車授業」【浦河】
浦河町西舎の建設会社手塚組(北上鉄人社長)は16日、浦河町立堺町小(品田和輝校長)で1年生の国語の授業の一環として「はたらく車授業」を開催した。児童たちは、大きな建設重機の迫力あるデモンストレーションや試乗体験で、働く車を身近に感じていた。
同社は、日ごろから地域の子どもたちに向けた土木や建設業の魅力発信の活動として、町内の小学校での防災学習や郷土学習についての出前授業やグラウンド転圧や学校周辺の環境整備などに取り組み、社会教育、学校教育の両方から子どもたちの学びをサポートする活動に貢献している。
この活動は、地元企業や団体、住民などの地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働し、さまざまな活動を行い、地域全体で子どもたちの学びや成長を支える「地域学校協働活動」の一環として行われたもの。小学校1年生の国語の「はたらく車」について学ぶ単元に合わせて、学校から町教委を通し同社へ協力を呼び掛け、今回の体験授業を実施した。
同社では、同校前の空き地に大型から小型まで3種類のバックホーと除雪車、タイヤショベル、10㌧ダンプトラック、大型クレーン、高所作業者など8台の工事現場で働く車を準備。運営は、一般国道236号浦河町浦河道路除雪維持外一連工事(室蘭開発建設部発注)の現場から社員ら18人が担当し、子どもたちの体験をサポートした。
授業では、及川創現場代理人が働く車の特徴などを説明し、専門の重機オペレーターが説明に合わせて重機を動かして役割を紹介したあと、児童たちは子ども用ヘルメットを装着し試乗体験へ。重機の操縦席や大きなダンプトラックの運転席でハンドルやレバーを動かしオペレーター気分を味わったり、一番人気のアトラクションとなった高所作業者では、作業床がリフトアップすると、歓声をあげながら普段とは違う高所からの景色を楽しんでいた。
品田校長は「こうした地元企業と協働しながら行うキャリア教育の機会を通して、将来の浦河町を支えてくれる人材に子どもたちを育てていければ」と話し、及川現場代理人は「子どもたちに土木に興味を持ってもらうきっかけとなり、一緒に働く仲間になってもらいたい」と期待を寄せていた。
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