１０カ国以上の人たちが親睦を深めた国際忘年パーティー

　室蘭の市民団体、いぶり外国人フレンドシップ（旧留学生フレンドシップ、日栄均代表）主催の「国際忘年パーティー」が２５日、４年ぶりに室蘭市水元町の水元町会館で開かれた。マレーシアやタイ、中国など１０カ国以上の学生や技能実習生ら約６０人が参加し、自国の料理や音楽を披露し合い親睦を深めた。

　日栄代表が「コロナ禍の４年間で、新しく日本に来た人たちが多くいる。さまざま国の人たちと絆を深めてください」とあいさつした。青山剛室蘭市長も駆け付けたほか、鳩山由紀夫元首相からメッセージが届いた。

　パーティーでは、在留外国人たちが腕を振るった料理を提供。ベトナムの麺料理「フォー」やインド、バングラデシュで食べられる、レンズ豆を使ったカレー風味のかき揚げ「ピアジ」のほか、イスラム教徒用にハラル食のいなりずしも用意された。

　室蘭工業大学大学院生で情報電子工学を学ぶサンガム・バゴ・ネウパネさん（２６）＝ネパール＝は、「スマートフォンやインターネットで人とつながることが多く寂しかった。きょうは直接顔を合わせて知らなかった人とも話せて楽しい」と笑顔を見せた。