全校生徒による合唱「時代」

　芽室中学校（尾崎俊明校長、生徒３８２人）の開校５０周年記念式典が２５日、同校で開かれた。生徒や教員、関係者など約５００人が出席し、学校の半世紀を祝った。

　森浦直樹協賛会長は「５０周年は芽室中の一つの通過点。教育目標を柱とし、これから１００年に向け新しい歴史を築いてほしい」、尾崎校長は「本校の生徒の活躍と学校の発展は、いつの時代も開拓精神を忘れずに、教育目標達成のために尽力してきた皆さまのおかげ」とそれぞれ式辞を述べた。

　続いて、協賛会から歴代校長、教頭、ＰＴＡ会長を表彰。表彰者を代表し利浪啓介第１０代校長があいさつした。来賓を代表し、手島旭町長と梶澤幸治町議会議長が祝辞を述べた。

　前期生徒会長（３年）は「後輩が先輩に憧れ、先輩は後輩を誇りに思えるような芽室中学校がこの先も続いていくように、またここを巣立った後、未来を切り開き社会を創造する大人になれるよう努力したい」とあいさつした。

　吹奏楽部の記念演奏と全校生徒による「時代」の合唱が、式の最後を盛大に盛り上げた。

　同校は１９７３年に旧芽室中（４７年開校）など町内八つの中学を統合した形で現在の場所に開校、９２年に芽室西中と分離して現在に至る。これまで送り出してきた卒業生は９１４０人。