お母さんたちの手助けを受けて調理に励む児童たち

【えりも】子ども達に、コンブなど地元産の海産物をふんだんに使った料理の作り方とおいしさを知ってもらう「浜のお母さん料理教室」が21日、えりも岬小（高橋郁子校長、児童32人）で開かれ、５、６年生の家庭科授業の中で、えりも漁協えりも岬女性部（川﨑尚子部長）が指導、同漁協えりも岬事業所（児玉一宏所長）が支援した。

　同女性部の魚介類を使った郷土料理の普及活動の一環で、今回で11回目の地域貢献活動となる。

　この日のメニューは、「ツブ昆ほっきカレー」、「タラの唐揚げ」、「とろろ昆布とカボチャの春巻き」、「昆布サラダ」の４品。川﨑部長から食材とレシピの説明を聞き、２班に分かれて、女性部員10人が８人の児童と一緒に食材の刻み作業に取り掛かり、児童たちは意欲満々で調理を開始。浜のお母さんたちは、包丁の使い方やガスコンロの調整などに気を配りながら児童たちにアドバイスした。

　傍らでは、えりも岬事業所の児玉所長と岡道潤所長代理が、重たい鍋の移動や１階のランチルームへの運搬などを支援。昼食は全児童と教職員、女性部会員とサポーターで一斉に試食会が行われ、５、６年生は自分たちが調理した出来栄えに満足顔だった。

　児童会長の山形未羽さん（６年）は「食材の刻み方で緊張したけれど美味しかった。料理を作る楽しさと食べる楽しさを体験できた」と話した。