岩内トレイルを駆け抜ける参加者たち

　マウンテンバイク（ＭＴＢ）などで山道を走り、持久力や技術力、登坂力を競う「岩内トレイルイベント２０２３」が３日、帯広市内の岩内仙峡にあるトレイルコースで開かれた。参加者１８人が自転車で落ち葉を踏みしめ駆けた。

　岩内トレイルクラブ、十勝サイクルコンシェルジュ、帯広観光コンベンション協会、市で構成する実行委員会主催。

　３．３キロのトレイルコースを周回する「岩内トレイル１時間耐久チャレンジ」、ロープで設定したコースでタイムと技術を競う「タイムトライアル」、高低差２００メートルの山道を走る「金竜山ヒルクライム」の３種目で総合順位を競った。

　午前に行われた耐久チャレンジでは、参加者が草木や地面の起伏など障害の多いコースを息を切らしながら６～１０周ほど走った。市内から参加した平方健さん（６２）は「３年前にがんで胃を全摘出してから、回復のため自転車やマラソンに挑戦してきた。今日も起伏が激しく苦しかったが、良い汗をかけた」と満足げな表情を見せた。