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日高報知新聞

「食べるのが楽しみ」 米作り体験 脱穀精米作業終える【浦河】

白米を計測する児童たち

 米作りの一連の作業を地元の子どもたちが体験し、農業についての理解を深めてもらおうと浦河町土地改良区が実施している米作り体験学習「田んぼの学校」の脱穀精米作業が19日、富里の農業伊丸岡順さん宅の倉庫で行われた。

 田んぼの学校は、子どもたちに食と農業への興味と土地改良区や農業農村整備事業の理解周知を図ることを目的に、土地改良区が姉茶・富里・東栄地域の人たちで構成する「姉富東ふるさと守り隊」と町、町教委、日高振興局が2002年から共同で取り組んでいる事業。地元の小学5年生を対象に総合的な学習の時間を活用して行っている。この日は、室蘭開発建設部の職員4人も視察に訪れた。

 今年度は、浦河東部小5人と荻伏小12人の児童が、5月の田植えから、7月は稲の生長観察、9月には稲刈り、はさがけ作業に取り組み、脱穀精米作業で米作り体験は終了する。

 脱穀作業は、前日に関係する大人たちで行い、児童たちは精米作業に取り組んだ。はじめに、土地改良区の職員が脱穀作業について、写真を見せながら、コンバインで稲わらともみ殻に分ける作業の様子などを児童にわかりやすく説明。

 精米作業では、精米機から出てきた白米を慎重な手つきで桶ですくい、5㌔になるよう紙袋に入れて計測したほか、脱穀された米粒の色合いを見たり、玄米と精米された白米を一粒ずつ口に入れ味の違いなどを確かめた。

 荻伏小の濱谷優馬君は「田植えからお米になるまでの期間はとても早く感じた。精米されたお米はいい匂いがした」、古森小春さんは「農家の人に手伝ってもらいながらだけど、自分たちで頑張って作ったお米ができたことはすごくうれしい。玄米を食べてみたら、香ばしい味がした。ご飯として食べるのが楽しみ」とそれぞれ話していた。

 今後、荻伏小では11月22日に保護者らと収穫した米を味わう恒例の収穫祭を予定している。

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