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函館新聞

美原ミニバスで指導 菅原さん、80歳でも〝第一線〟【函館】

「子どもたちにバスケを楽しんでほしい」と話す菅原さん

 函館市の美原ミニバスケットボール少年団でヘッドコーチを務める菅原晃さんが、17日で80歳の誕生日を迎えた。働き盛りの世代が多いミニバス指導者の中で、年齢を重ねても体力維持に努めながら元気に子どもたちへの指導を続ける。菅原さんは「子どもたちがバスケを楽しみ、バスケを通じて成長してくれれば」と話している。

 後志管内余市町出身。専修大を卒業後、道内各地の高校で教職を歴任した。1987年、創立5年目の函館稜北高校に赴任、バスケ部を指導し「生徒たちに恵まれ、数えきれないほど全道大会に行った」と話す。04年3月の定年退職後も同高や函館大付属有斗高で教壇に立った。

 美原ミニバス少年団との関わりは06年から。前任の指導者がチームを離れる際に声がかかり、同年11月から現在までヘッドコーチを務める。「高校バスケはとにかく勝つためにやっていたので勝手が違ったが、小学生は吸収が早く、元気で素直」と、自身も指導を楽しんでいる。同少年団会長の川瀬愛江さん(41)は「バスケットだけでなく、子どもたちの精神的なケアもしてくれる」と信頼を置き、団員たちも「先生とのバスケは本当に楽しい」と声をそろえる。

 現在では子どもたちに交じってプレーすることは少ないというが、毎日欠かさず五稜郭公園を1時間半ウオーキングするなど体力維持に抜かりはない。市の健康アプリ「ハコビット」を活用して自身の累計歩数をチェックしており、「自分の健康のためにも欠かせない」と笑う。

 17日には練習の合間に誕生日会が開かれ、現役生からバースデーケーキや花束が渡されたほか、卒業生も次々とあいさつに訪れ、照れながらもほほ笑みを浮かべた。「卒業した子が顔を見せてくれるのがうれしいし、(これまでの指導が)間違っていなかったと思う。子どもたちがこれからの人生でいろいろ経験していく中で、バスケが楽しいと思ってくれれば」と話している。

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