昨シーズンより100キロ多く
京都府京丹波町のワイナリー丹波ワイン(黒井衛代表取締役)が、壮瞥町で栽培しているワイン醸造用ブドウの収穫が13~15日までの3日間、同町滝之町のブドウ畑で行われた。今季は猛暑やムクドリの食害などもあったが、昨シーズンより100キロほど多い約1400キロが取れた。
同社は2018年から同町で栽培をスタート。20年からは同町の地域おこし協力隊も管理などに携わっている。現在は2カ所(計約1・5ヘクタール)のほ場でピノ・ブランやシャルドネ、ピノ・ノワールなど8種類約2500本を育てている。
14日は同社の社員や地域おこし協力隊ら5人ほどでブドウを1房ずつ丁寧に摘み取った。21日にフェリーで京都に運ばれる予定。
ワイン醸造技術管理士で同社の末田有顧問は「この5年間の中で、今年は本州並みに暑さが厳しく、ブドウは作りにくかったが、糖度の高い品質の良いワインが出来そうだ」と話した。
ブドウは白ワインに使用し、約1300本ほどを生産する。発酵・熟成を経て来夏ごろに販売予定。
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