体育館で鳴海町長（左）と一緒にふるさと給食を楽しむ児童たち

【新冠】朝日小（後藤祐美子校長、児童41人）で26日、新冠産の食材や加工品を使った「ふるさと給食」が提供された。

　町内の３小中学校は自校式給食で、地元の食材による給食の提供で児童生徒に地場産品の良さや食に関心を持ってもらおうと、２００１年度（平成13年度）から町教委の助成で毎年２回実施している。

　この日の献立は、ご飯（新冠産ななつぼし）、ピーマンの肉詰め、大根サラダ、石狩鍋風みそ汁、ホロシリ牛乳（鈴の鳴る道）で調味料以外はほとんど新冠産の食材を使用。学校には鳴海修司町長と奥村尚久教育長、教育委員２人、氏家良美議会議長ら７議員らが訪れ、体育館で４グループに分かれ児童と一緒に試食した。

　給食を終えたクリス・ローレンス君（６年）は「みんなと食べれて楽しかった。ピーマンの肉詰めが甘くておいしかったので、おかわりした」、岡本心海（ここみ）さん（同）は「肉が苦手。でもピーマンの肉詰めはおいしく食べれた」と笑顔で話した。

　鳴海町長は「18年から給食費の無償化をしている。町内の食材を使いおいしく調理された給食をたくさん食べてほしい。来年は新冠小に統合となり、またみんなと給食を食べれること楽しみにしている」と話した。

　新冠小では児童２１１人が14日に、28日には新冠中の生徒１２９人にもふるさと給食が提供された。