次々とマジックを披露する高野さん（右）

　函館市を拠点に活躍するマジシャン、高野太吾さん（３５）の「わくわくイリュージョン＆マジックショー」（ホーム企画主催）が２１日、函館市芸術ホールで開かれた。親子連れなど２４０人が訪れ、次々と繰り出されるマジックに驚きの声を上げた。

　市文化・スポーツ振興財団が音楽や舞台芸術などの分野で活動する個人、団体の支援のため実施する今年度の「五稜郭アーティスト事業」。

　会場入り口では、ちぇりーべりーさん、サッチャンさんの２人がバルーンアートを配布。ショーは蓑田峻平さん（ギター）の演奏からスタートし「コモレビ」「赤い傘」の２曲を演奏したところに高野さんが登場。簔田さんの楽曲「Ｃｉｔｙ　Ｌｉｇｈｔ」と光のイリュージョンのコラボレーションも披露した。

　高野さんはひもやステッキ、花を使ったマジック、人間が入った箱に剣を刺すなど大がかりなマジックも披露。アニメキャラクターを使ったり自身のダンスを披露したりするなど、多様なショーで観客を魅了した。

　炭酸飲料を使ったショーのアシスタントとしてステージに上がった、函館北美原小学校５年の柴田彩妃さん（１１）は「高野さんのショーを見たのは初めてだけど、ドキドキしたしすごかった。最後に高野さんが浮いたときは『どこまで行くんだろう』と思った」と驚いていた。