第５１回釧路湿原マラソン（釧路市など主催）が３０日、釧路市民陸上競技場を発着とするコースで開催された。最高気温２６・６度の暑さの中、２５９２人が出走。老若男女が思い思いのペースでコースを駆け抜け、釧路の夏を彩った。

　会場では、新型コロナウイルスが感染症法上の５類に移行されたのを受け、昨年、設置しなかったシャワールームと更衣室が復活。会場周辺にはキッチンカーコーナーの設置なども行った。

　競技は午前６時の３０㌔ウオークから始まり、同９時３０分からは３０㌔、１５㌔ウオーク、３㌔、１０㌔の順にスタート。沿道からは出走者たちへの声援が送られ、時間内に完走すると、家族や友人らと喜び合った。

　ゲストランナーには、橋本隆光選手（小森コーポレーション）、ジョン・カリウキ選手（同）が参加。２０１１年から出場している川内優輝選手（あいおいニッセイ同和損害保険）も出場し、３０㌔を１時間３８分２４秒のトップでゴールテープを切った。ゴール後、「地元の方々や、ウオーク部門の参加者の応援をもらって走ることができた。給水所なども改善され、走りやすい環境になっている。北海道マラソンと一緒になって、大会が盛り上がってほしい」と笑顔で話した。

　３０㌔を１時間４２分２６秒で走り、３９歳以下で１位になった福村拳太さん（砂山商事）は石川県から参加。「北海道マラソンの前哨戦として初参加した。関東よりも涼しい環境で走れるのはランナーとして追い風の大会。今回は少し本調子ではなかったので、今後、うまく調整していきたい」と話した。

３０㌔走破へ。一斉にスタートを切る参加者ら