東町ターミナルに設けられたリアル謎解きイベントの専用ブース

ドナン探偵事務所が五つの依頼…

　道南バス（室蘭市東町、長谷川義郎代表取締役社長）は２１日から、室蘭市内５カ所をバスで巡り、謎を解き明かす体験型イベント「ドナン探偵事務所『新米助手と五つの依頼』」を開催している。同社は「夏休み期間中、親子や友達同士で楽しんでほしい」と参加を呼びかけている。開催期間は１２月２５日まで。

　参加者が物語の主人公となる“リアル謎解きイベント”は近年、全国的に人気を集めている。

　同イベントは、探偵事務所から新米助手として採用され、五つの依頼をクリアする－という設定。参加者は、公式ホームページ＝ＱＲコード＝からＬＩＮＥアプリの専用アカウントに登録し、問題を出題する場所へ向かう。

　出題場所は、モルエ中島（中島本町）、ＦＫホールディングスきらん（中島町）、市民会館（輪西町）、ＤＥＮＺＡＩ環境科学館・室蘭市図書館えみらん（本町）、栗林商会アリーナ（入江町）の５カ所。それぞれの施設にちなんだ問題が掲示されており、全て解くと、特別プレゼントをもらえる。

　参加費は１人税込み８００円。クリアファイルに入った「謎解きキット」と、市内路線バス一日乗車券（通常料金同１０１０円）が含まれる。東町ターミナルに設置された専用ブースで問題を解くと参加できる仕組みだ。

　デザインなどは札幌のゲーム企画を手がける合同会社・ｔａｂ（タブ）が制作。長谷川社長は「バス利用客増加につながれば」と狙いを説明。「今後、登別や洞爺湖などでも展開したい」と展望している。