子ども向けの防護服を身にまとい、消火に挑む“ミニ消防士”

車両展示や体験にワクワク

　登別市消防本部と市消防団主催の「２０２３『救える命があります！』消防・救急フェスティバル」が２２日、若山町のイオン登別店で行われ、家族連れが消火やレスキューなどさまざまな体験を通して、楽しみながら防災に関する意識を高めた。

　新型コロナウイルスの影響を受けて４年ぶりの開催となった。市民とともに安心で安全なまちづくりを進めるため、市民と消防が身近に触れ合う場を設け、命の尊さや火災の怖さを楽しみながら体験してもらうことが目的。登別ガス協同組合も協力した。

　会場では救急車やはしご車の展示・記念撮影のほか、水消火器を使用した消火体験、ミニレスキュー体験などが盛況。順番待ちの列をつくった。このうち消火体験では、子ども向けの防護服を身にまとった“ミニ消防士”たちが火消しに挑戦。父母らに見守られながら隊員と一緒に一生懸命放水し火を消し止めた。

　坂本有絃ちゃん（４）は父・大輔さん（４３）と参加し「普段できない体験がいっぱいあって楽しい」と笑顔。同消防本部の土橋正雄消防司令は「消防をよく知ってもらって、普段から火事に対する危機感を持ってもらえたら。きょう参加のお子さんたちと将来一緒に働けたらうれしい」と期待していた。