多くの市民をはじめ、道内外の観光客らが来場した

　【網走】ビアガーデン「あばしり道の駅夕市まつり」は23日、２日間の日程を終え、閉幕した。大勢の市民や観光客らがまつりに繰り出し、地元グルメや多彩なイベントを楽しんだ。

　網走を代表するイベントとなった夕市は２年連続、15回目の開催。会期中、霧や雨に見舞われることが多かった夕市だが、本年はまつりに合わせたように気温は上がり〝網走らしくない暑さ〟の絶好のビール日和となった。

　今年は開催時間を午前11時に前倒し。ランチタイムから子どもたちや親子連れらが来場し、グルメやイベントで満面の笑みを咲かせた。

　夕方からは家族連れや同僚、友人グループなど、多くの市民が夕市でジョッキを傾けた。

　初日はあばしりオホーツク夏まつりの花火大会をみようと、北見市などの近隣から大勢の観覧者が来場したほか、道内周遊中の観光客らも道の駅に足を運んだ。

　ステージでは地元のＫ３ダンスカンパニーやレイアロハフラ網走、網走観光大使アキオカマサコさんのライブなど、多彩な催しが開かれた。

　開会に合わせて「古里の夏を盛り上げたい」と里帰りした走裕介さんのコンサートは道内外の裕ちゃんファンを始め、多くの市民が来場した。

　流氷おどりニューバージョンやよさこいソーランの「あばしり流氷乱舞２０２３」（夏まつり行事）も夕市会場で行われ、まつりを盛り上げた。

　西小粋舞隊の元気な踊りや女満別龍舞隊の力強い演舞、若い力が爆発した東農大農天揆と蝦夷ＹＯＳＡＫＯＩ連倭屋、ベテランのあみばしりの５団体がエネルギッシュな踊りで会場を沸かせた。

　来場者は会場いっぱいに並んだ屋台、地元の味覚も満喫。ビール片手に古里の味覚に舌鼓を打ち、網走の夏を満喫した。

　23日午後３時からの大抽選会は、地元企業が協賛したさまざまな景品が大盤振る舞いされ、会場を大いに盛り上げた。

　実行委員会によると、来場者数は昨年より４千人多い、１万７千人だった。