ＳＤＧｓ宣言をした正木社長（右）

【新冠】町内大狩部の建設会社ケイセイマサキ建設は14日、国連が提唱するＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）に賛同し、実現に向けた取り組みを定めた「ＳＤＧｓ宣言」を行った。正木健太社長は「これまでの会社としての活動がＳＤＧｓ宣言することで、さらに、自信をもって取り組むことができる。環境への配慮や雇用の確保など地域に根差した企業として貢献していきたい」と意欲を示した。

　北海道銀行がＳＤＧｓに賛同する企業の取り組みを支援するサービスを活用し、同社の活動がＳＤＧｓの目標とする17のゴールのいずれに適合するかを整理し宣言書を策定した。企業は宣言することで、新たな事業機会の創出や企業イメージの向上に繋げていく。

　ケイセイマサキ建設の宣言は①事業活動を通した貢献②環境への配慮③働きやすい職場環境の整備④地域貢献―の４本を柱として掲げた。

　具体的な取り組みとしては、災害時の迅速な対応や現場内においての再生可能エネルギーの活用、建設ディレクター起用による女性活躍、地元の学校への積極的なイベントの開催といった、これまでに建設業の機動力を生かして取り組んできた活動を継続的に行っていくこととしている。

　正木社長は「地域のインフラを支える建設業として取り組んできたゼロカーボンなど省エネに向けた活動や雇用の創出に企業としてできることをこれからも継続していきたい。社内には、若い人からベテランまで幅広い年齢層の社員が働いている。ＳＤＧｓを宣言することで、女性、男性、異年齢の多様な人たちが働きやすい社風をつくっていければ」と話していた。