厚沢部町が子育て支援大賞受賞 全国注目の「保育園留学」評価【厚沢部】
【厚沢部】子育て支援に優れた商品やサービス、工夫ある取り組みを表彰する今年度の「第4回日本子育て支援大賞」で、幼児を持つ家族への移住体験提供を交えた「保育園留学」で全国の注目を集める厚沢部町が選ばれた。道内自治体の受賞は初めて。千葉県内で19日に表彰式が開かれ、佐藤正秀町長が賞状を受け取った。
日本子育て支援協会(東京、吉田勝彦理事長)が2020年から主催し、自治体部門は21年の創設。今年度は、全国から約30自治体のエントリーがあり、厚沢部町と福島県福島、南相馬両市、徳島県鳴門市の4市町が受賞した。
厚沢部では19年4月に開園した認定こども園はぜるの「子どもが主役の保育園」を目指した保育内容に加え、同園の一時預かり制度を活用した「保育園留学」が現在、2000件のキャンセル待ちになるほど人気に。都会で子育て中の家庭に貴重な移住体験機会を提供していることが受賞の大きなポイントとした。
また、中高生を対象とした公営塾の運営、オンライン診療「キッズドクター」が町内で利用できることなどが高く評価された。
佐藤町長は「これまでの取り組みが認められうれしい。今後も継続し、町に来てもらうだけではなく移住につなげられるように、魅力ある施策を検討したい」と話した。
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