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函館新聞

世界観味わって 丸井今井でゴールデンカムイ展開幕【函館】

作中に登場するキャラクターにちなんだ実物の資料などを展示するコーナー(C)野田サトル/集英社

 北広島市出身の漫画家、野田サトルさんの人気作品「ゴールデンカムイ」(集英社)の展覧会「連載完結記念ゴールデンカムイ展」が22日、丸井今井函館店(函館市本町)7階催事場で始まった。初日は1000人以上が来場する盛況ぶり。同店の橋淳央社長は「ぜひ足を運んで作品の世界観を味わって」と呼び掛ける。9月10日まで。

 同作は明治末期の北海道や樺太を舞台に、アイヌ民族の金塊を巡る争奪戦を描き、2014年から週刊ヤングジャンプで連載し、昨年4月に完結した。展覧会は作中で最終決戦の地として描かれる函館のまちおこしにつなげようと、同店が企画した。

 会場には、野田さんが描き下ろした120点を超えるイラストをはじめ、登場人物にちなんだ資料も展示。物語の始まりからクライマックスまでを6つのゾーンに分け、主人公の元兵士・杉元佐一の軍帽や、アイヌ民族の少女・アシリパのマキリ(小刀)など野田さん所蔵の貴重な民具資料とともに〝金カム〟の世界を堪能できる。

 開会前に行われた関係者向け内覧会には、主要キャラクターで新選組副長・土方歳三の兄の6代目子孫で、土方歳三資料館(東京都日野市)館長の土方愛さん(52)と、永倉新八のひ孫でテレビディレクターの杉村和紀さん(56)も訪れた。土方さんは「物語に取り上げられる函館の地で見られて感慨深い。来場した人の思い出に残る一日になる」、杉村さんも「スケールが大きく展示物も多いし、世界観も作られている。皆さんに満足してもらえるのでは」と力を込める。

 展覧会は午前10時~午後6時半(23、28~30日は同7時まで)。会場で当日券を購入できる。一般・大学生1800円、中学・高校生1400円、小学生900円。会期に合わせて函館会場の特別企画として、市内9カ所に各キャラクターの名シーンが描かれたフォトスポットパネルを設置。同展をPRするラッピング市電も不定期で運行中。

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