夏休み初日の２２日、釧路市こども遊学館（荒井誠館長）では、夏休みイベント２０２３「ゴミであそぼう！ぐるぐるタウン」が開幕し、子供たちや親子連れがごみを再生する多彩な遊びを楽しんだ。

　館全体を一つの「ぐるぐるタウン」に見立て、ごみの山から各区画内のコーナーで、ごみを活用した工作や実験などを体験してもらうイベント。子供たちは１階のゴミゴミマウンテンから、遊びの材料に必要なごみを持ち出し、各コーナーで待ち構えたスタッフの指導でゲームや「もこもこヒツジランプ」など自由工作を楽しんでいた。

　友達５人と訪れた鳥取西小学校５年の大井埜乃華さん（９）は「きょうから夏休みなので誘い合ってきた。ごみを使って何か面白いものを作りたい」。台湾から１０歳の長女と１１歳の長男と妻の家族４人で訪れた李世銘さん（４４）は「１１日から１０日間北海道に滞在しています。ちょうど子供たちが楽しめるイベントが始まってよかった」と話した。

　遊びを指導するスタッフの貞國真穂さんは「イベントの趣旨は、子供たちにごみが宝物に生まれ変わる体験をしてもらうこと。ペットボトルの再生ポリエステルや発砲トレーから、ものづくりができることを、楽しい体験から知ることができますよ」と来場を呼び掛けている。

　イベントは８月１７日までの２７日間。午前９時３０分～午後５時（入館は午後４時３０分）まで。

再生ポリエステルでもこもこヒツジランプづくりを体験する子供たち

　実験・ものづくりの内容と日程は次の通り。

　▽ＰＥＴ→もこもこヒツジランプ＝２２日～３０日、午前１０時～正午時。各日定員３０人

　▽ボトルキャップ→カラフルメダル＝３１日～８月８日、午前１０時～正午。各日定員４０人

　▽発砲トレー→オリジナルはんこ＝８月９日～同１７日、午前１０時～正午。各日定員４０人