「新生根崎」で試合白熱 ラグビー場の改修完了【函館】
函館市が2022年度から改修を進めていた根崎公園ラグビー場(湯川町3)の工事が完了し、リニューアルを記念した不惑ラグビー(40歳以上)の青函対抗戦が16日に行われた。60歳以上の部と40代・50代の部の計2試合を行い、新しくなった天然芝で熱戦を展開した。
改修は、天然芝の水はけを良くするため、芝を筋状に切り込み砂を入れる「サンドカーテン」を取り入れ、周囲の排水機能も高めた。また、経年劣化で腐食もあった得点板やゴールポストを新しくした。函館市ラグビーフットボール協会(石井勝会長)が青函対抗を改修記念として開くように準備を進めていた。
前日に雨が降ったが工事のおかげで芝の水たまりはなく、同協会理事で芝の手入れをする荒橋一則さんは(71)「これまでのような問題はなく、今後は芝の病気予防に気を付けたい」と話した。
試合は函館、青森とも両部門に計約35人が参加。石井会長(67)が「新生根崎で交流の花を咲かせてほしい」とあいさつし、試合開始。函館が2勝した。60歳以上の部でプレーした同協会顧問の太田千秋さん(70)は「芝生同様に気持ちも新しくし、だらしない試合はしたくないと思った」と好プレーを見せ、昨年からラグビーを始めた妻の悦子さん(74)もボールを持って前進。「教えてもらって頑張ったが難しかった」と笑顔を見せていた。
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