22年度長期滞在過去最多2267人 述べ日数は2番目【釧路】
釧路市の2022年度の長期滞在実績がまとまった。新型コロナウイルスの影響を残しながらも、滞在組数と人数、延べ滞在日数は前年度を大きく上回り、滞在組数と人数は08年度の統計開始以来過去最多、延べ滞在日数は過去2番目に多かった。
市市民協働推進課によると、22年度の滞在組数は1587組(前年度比72・3%増)、滞在人数は2267人(同66・4%増)、延べ滞在日数は2万3726日(同38・8%増)といずれも前年度を上回った。組数は19年度の1562組、人数は同じく2219人をそれぞれ上回り、これまでで最も多くなった。
長期滞在のピークは例年7~9月で、これまで最も実績があった19年度の延べ滞在日数は、7月6034日、8月9104日、9月3857日。22年度は7月4521日、8月6672日、9月3458日と、19年度に比べて4344日減少。同課はコロナ禍により、1カ月以上滞在するリピーターの減少が大きな要因とみている。
一方で、年度を通じた延べ滞在日数は19年度が2万5872日となっており、22年度の2万3726日は19年度と比較しても遜色ない。背景には団体ツアーなどによる冬季の長期滞在が増加傾向にあり、同課は「今年度はリピーターの復活も期待できる。長期滞在の
通年化を目指し、民間の声を聞きながら取り組んでいきたい」と意欲を見せている。
なお、道が発表する北海道移住体験「ちょっと暮らし」実績において、釧路市は滞在者数、延べ滞在日数ともに21年度まで11年連続1位を獲得しており、今年度は10月ごろに発表があるとみられる。
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