花咲線今年も車内販売 フィッシュ&チップスやエスカ丼【根室】
【根室】市内の水産加工会社「汐彩」(五十嵐章久代表)は7月1日から、JR北海道の協力を受けて花咲線の根室―厚床間で車内販売を行う。2021年の根室―釧路間全通100周年記念事業の一環として始まり、今年で3年目。新たに加わった市内飲食店が、オオカミウオの「フィッシュ&チップス」、根室のソウルフードエスカロップ 弁当「エスカ弁」を販売する。 新規参入は根室市内のOBANZAI(おばんざい)レストラン「優(ゆう)遊(ゆう)居(きょ)」。見た目のグロテスクさから想像できないオオカミウオのあっさり食感の唐揚げを使ったフィッシュ&チップス、エスカ弁を扱う。市内はほかに「汐彩」が珍味各種、そば店「花さき北(ぼく)然(ねん)仁(じん)」がさんま丼、「明郷伊藤☆牧場」がビーフサンダーマウンテン弁当を提供する。 また、別海町の「べつかい乳業興社」はアイスのプレミアムリッチ、浜中町の「鈴木干肉店」が鹿肉ジャーキー、浜中町の「LandEdge(ランドエッジ)」はトドマツ精油「とどろっぷ」を販売する。 車内販売を行うのは、根室駅舎内で駅弁などの立ち売りも行っている「汐彩」。期間は7~9月の原則土、日曜で、7月は2、9日、8月は金刀比羅神社例大祭のため12、13日、9月は9日の販売を休む。 対象列車は、上りが根室午前11時3分発、厚床同11時50分着の釧路行き「快速はなさき」。下りは厚床午後0時40分発、根室同1時22分着の根室行き「快速ノサップ」車内。 コーヒーやグッズの販売もあり、両社は「沿線の絶景を楽しみながら特産品を味わってほしい」と呼び掛けている。