12月「第九」へ熱い初練習 100人結団式 帯響特別演奏会【帯広】
12月17日に帯広市民文化ホールで開催される「帯広交響楽団第九特別演奏会」(実行委員会主催)に向けて集まった合唱団員約100人の結団式が24日、帯広百年記念館で開かれた。式後には初練習が行われ、会場は早くも熱気に包まれた。
帯広合唱連盟の江本欣秀理事長が「令和2年(2020年)に同連盟の60周年記念事業の一環として開催する予定だったが、コロナ禍により延期を余儀なくされた。多くの方が合唱を楽しむきっかけになればと願う。歓喜の渦を巻き起こし、感動の歌声を文化ホールに響かせましょう」とあいさつした。
今回は名札に合唱初心者は若葉マーク、経験者は星のマークを貼ってもらい、団員同士で声を掛けやすくする工夫をした。星マークを付けていた音更緑南中3年の女子生徒(14)は「第九の経験はこれからの合唱の取り組みでいい経験になると思う」と心待ちにしていた。式後は早速ソプラノ、アルト、テノール、バスに席を移動し練習が行われた。
4回の第九の指導経験がある小林徹士さんが合唱指揮を務める。「ベートーベンだから熱い演奏をしたい。すべての人々はきょうだいになるという詩が出てくる。そういうふうになれば戦争もテロもなくなる」と思いを話し、指揮棒を振った。
練習は、基本的に毎週土曜日に同記念館で行われる。
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