第６６回全十勝珠算競技大会（帯広商工会議所、帯広珠算連盟主催）が１０日、帯広経済センタービルで開かれ、中学生以上の部で最高得点者の「そろばん十勝一」には本庄功弥さん（２４）＝上士幌小学校教諭＝が輝いた。管内の小学生から一般までの６５人が参加し、乗算、除算、みとり暗算、みとり算の４種目で総合得点（各３００点の計１２００点満点）を競った。本庄さんら成績上位者は９月の全道大会（札幌市）に出場する。

トロフィーと賞状を手に「そろばん十勝一」を喜ぶ本庄さん

　本庄さんは昨年に続き２回目の出場で初の優勝。出身地の札幌市で４歳からそろばんを始め、塾で腕を磨いてきた。同市の大会では、個人種目で小学１年から中学３年まで９連覇を果たしている。大学時代などの約５年間、そろばんを触らない時期もあったが、昨年再開した。

　今大会に向けて、約１カ月前から本格的に練習を重ね、土・日曜にまとめて練習をした。総合で９４５点の高得点を獲得し、「そろばん十勝一」の称号を獲得した。

　「十勝一は初めてなのでうれしいが、練習では１０００点を超えていたので、今回の結果には満足していない」と本庄さん。全道大会に向けては、「札幌開催なので、お世話になった人に自分が頑張っているということを伝えられる結果を出したい」と意気込んだ。