閉店セールを始めた長崎屋帯広店。多くの買い物客が訪れた

　長崎屋帯広店（帯広市西４南１２）で２３日、閉店セールが始まった。「開店時の客入りは普段の同時間帯と比べ約１０倍」（同店）と営業終了を惜しむ客でにぎわっている。

　セールは売り場の約６割を占める直営部分の紳士・婦人・子どもの各衣料、靴、寝具、文具などが対象。多くの商品は値札の２～５割引きとなる。店内では、多くの客がセール品の衣料品や調理用品を買い求め、レジには１５人を超える行列ができる様子も見られた。来店した市内の主婦村瀬輝子さん（８３）は「病院などでまちなかに来た時に寄っていた場所。まちなかのにぎわいが減ってしまうのがさみしい」と惜しんだ。

　谷口修店長は「想像以上に閉店を惜しむ声を頂き、地域に愛されているのだと実感した。従業員一丸となってセールを頑張りたい」と話した。