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函館新聞

七飯発電所かんがい用水停止 水田2000ヘクタール影響か【函館】

 北海道電力(札幌)の七飯発電所(七飯町峠下、出力1万キロワット、水力)で、設備故障のため渡島平野土地改良区(北斗市)へのかんがい用水の供給が停止していることが22日、分かった。対象面積は北斗、七飯、函館の水田計約2000ヘクタールに及ぶが、同日現在復旧のめどは立っていない。水稲の生育は分けつ(茎の根元から新しい茎が出ること)に入り、生育への影響が懸念される。

 同社によると、今月17日、無人の発電所で監視装置が設備の異常を検出。北電社員が「かんがい放流弁放流管」の損傷を見つけたという。土地改良区に事情を説明後、同日午後6時40分に水の供給をストップ。管は全長13メートルで直径60~154センチのもので、今年3月の点検で異常はなかった。

 発電所は1965年に運転を始め、昨年9月から設備の故障で発電を取りやめていた。道開発局、土地改良区、北電との3社で協定を結び、水稲の生育に水が必要となる5~9月、毎秒最大4・5立法メートルを大野平野の水田に供給できる。今年は5月9日から供給していた。

 渡島農業改良普及センター(北斗)は「水が足りないと、分けつが止まる。雨が降っても根本的な解決にはならず、農家は水田の排水弁を閉じ、今ある水を大事にすることしかできない」とする。

 土地改良区の河村康英理事長は「市町管理の河川、排水路など取水できるところからはポンプアップで対応しているが、絶対量が足りない。既に乾いてひび割れた田んぼも出ており、長引けば水稲にかなりの影響が出る」と不安がる。

 北電は「応急的に別ルートからの水供給を検討している。関係自治体には継続的に状況を説明し、早期復旧を目指す」(広報)としている。

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