溶接技術プロから学ぶ 釧工業の2人、釧路製作所の大瀧さん指導【釧路】
第23回高校生ものづくりコンテスト溶接競技部門北海道大会(29、30日・札幌市)に3連覇を懸けて出場する、釧路工業高校(池原智宏校長)電子機械科3年の萩原聖翔さん(17)、同2年の廣瀬健人さん(17)が19日、溶接実習で釧路製作所(釧路市川北町9、羽刕洋社長)の技術指導を受けた。(石川直樹) 同校では、溶接の技術をプロから学ぶことで社会人としての自覚を促し、進路について考える機会としている。地元企業の社員から溶接技術の指導を受けている学校は全道的に珍しく、同校は全道大会で過去2年優勝。今年度は3連覇に挑む。
指導は、同社でシニア雇用の延長を含め50年以上勤める大瀧邦夫さん(68)が担った。大瀧さんは鉄材同士を結合するための溶接を指導。「鉄板に対しての溶接棒の角度や速度など、動かし方を中心に指導した」とし、出場する2人の健闘を期待した。全道大会出場を志願した萩原さんは「先輩の後を引き継いで3連覇を目指してがんばります」。廣瀬さんは「課題の仮付け溶接をしっかり行って練習成果を出し切りたい」と意気込んでいる。なお、萩原さん、廣瀬さんは8月6日愛媛県で開催される第7回全国選抜高校溶接技術競技会にも出場が決まっている。
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